情弱医学生の独り言

情弱医学生の頭の中。人生設計、お金、対人関係、日常などについて考えたことをつらつらと。

2億円と専業主婦

どーも、情弱医学生です。

今回は読了本のレビューで、タイトルは

「2億円と専業主婦」 著 橘 玲

です。

 

職についていない専業主婦は、生涯で2億円の機会損失を被っている。このことをデータを示しながら述べています。具体的な数字に関しては本書を読んでもらうとして、労働に従事すれば賃金が得られるのですから、専業主婦のいる家庭は世帯収入を増やす選択肢があったというのは事実でしょう。

私が印象に残ったのは、それ以外の箇所でした。

家庭への貢献をお金の額面で語ろうとすると、いかに合理的であっても夫婦仲が悪くなるということです。専業主婦について語る時、専業主婦の家事や子育てによる経済的価値はいくらなどという話が出てきます。より良い家庭を作ることを考えているときに、経済的価値だけを用いて議論するのは本末転倒です。著者は「愛情はプライスレスだからこそ価値があり、プライサブルにしてしまうと失われてしまう。」のような言い回しをしていたが本当にそう思います。

専業主婦が良いと思っている方には読んでもらいたい一冊でした。専業主婦が悪いというのではなく、事実を知った上で幸せな専業主婦の家庭を二人で築いてほしいという意味で…