FIRE
どーも、情弱医学生です。
今回は読了本のレビューで、タイトルは
「FIRE」 著 グラント・サバティエ
です。
タイトルのFIREは
Financilal Indipendence, Retire Early
の頭文字です。
簡単に説明すると、不労所得だけで毎年の生活費を賄えるよう貯蓄と節約に励み、できるだけ早くリタイヤしようとする考え方です。
仕事への価値観は人それぞれですが、自分の時間を切り売りするのが嫌だと思っている人が多いからFIREのような考え方が出てくるのだと思います。
基本的な考え方として、資産運用の元手に充てる金額が大きいほど不労所得が多くなります。そして、その元手をいかに早く自分の目標金額まで積み上げるかが重要です。
例えば、自分が年間支出400万で十分生活できると考えて、すべて不労所得で賄うとします。資産運用の平均リターン率を4%と見積もると、必要な元手は400万÷4%=1億となります。後は自分がリタイヤしたい時期を決めて、それまでに1億必死こいて貯めれば完璧です。
完全に絵に描いた餅にしか見えませんが、著者をはじめ多くの成し遂げた人がいることもまた確かです。
普通にしていては1億なんて簡単に貯まるものではありません。
ポイントとしては、資産運用で複利の力を利用することです。資産運用では平均数%のリターンを見込めます。元手の数%が不労所得になるということです。運用年数を重ねるごとにその額は指数関数的に大きくなります。この複利の力がリタイア達成の大きな助けになります。
次に、収入を意識的に増やすということです。なんとなく収入は、雇用主が決めた額で固定という先入観があります。実際は必ずしもそうではなく、自分から交渉して給料を上げてもらったり、業務規定に反しない程度に空いた時間を使って副業をしたりしても良いのだという気付きをもらいました。むしろ副業の方が収入が多いという方もいるはずです。
最近、働き方改革に伴い副業というトピックも話題にされますが、この本を読んでようやく副業が身近なものとして感じられました。空いている時間に楽しくないことまで副業して収入を上げたいとは思いませんが、自分にあった副業を見つけられればそれは素晴らしいことです。
世の中お金がすべてではありませんが、お金が大事なのもまた事実です。本書を参考にして、漠然とではなく数字を使って自分とお金の将来を考えることは有意義な時間になるでしょう。