医師国家試験のイメージ
どーも、情弱医学生です。
医師国家試験は医学生にとって重大なイベントです。
しかし、いまいちピンと来てない方もいるのではないでしょうか。
何を隠そう私がそうです。
今回は医師国家試験のイメージをまとめることにします。
前年度114回医師国家試験を参考にします。
今年度115回医師国家試験では当然のことながら変更点があることが十分に予想されるため、その点に留意して読んでいただけると幸いです。
医師国家試験の管轄は厚生労働省です。
114回医師国家試験施行について、厚生労働省HPで令和元年7月1日に公表がありました。115回もその前後で公表があると考えられるので、必ずチェックしましょう。
Qいつあるのか?
A例年、2月上旬~中旬の週末。(114回は令和2年2月8日、9日の2日間)
Qどこであるのか?
A各地方の中核となる都道府県。(全都道府県であるわけではない。)
114回は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県及び沖縄県。
会場は大学のキャンパスがほとんどだが、一部催事場というところもあった。
Qどうやって申し込むのか?
A11月中くらいに受験に関する書類を郵送などで提出する。
114回は令和元年11月1日~11月29日が受付期間だった。
次は医師国家試験の形式についてです。
日程は2日間、問題は3形式(臨床・一般・必修)。
問題数は計400問です。
1日は3コマに分割されています。3コマの科目名は両日とも各論、必修、総論と呼ばれます。
解答様式はセンター試験のような択一式で、マークシートを使います。
Q合格基準は?
1必修問題:80%以上の得点(絶対基準)
2一般・臨床問題:例年70%前後(年による)(相対基準)参考値:114回は72.6%
3禁忌肢:3問以下。(年による)(絶対基準)
以上3つの基準を満たせば合格となる。用語説明は以下参照。
Q臨床問題・一般問題・必修問題とは?
臨床問題:症例文を読ませ,その症例への対応や知識を問う問題。
一般問題:短文でピンポイントな知識を問う問題。クイズ形式。
必修問題:「医師として必ず知っておくべき知識」を問う問題。
大きく分けて「臨床問題」と「一般問題」に分けることができ,それぞれの一部が「必修問題」として出題される。書くタイプの出題数や配点も重要だが、ここでは割愛する。
Q禁忌肢とは?
A患者の死や不可逆的な臓器の機能廃絶につながる選択肢や医師として遵守すべき法律
に抵触する選択肢が禁忌肢となる。4つ(個数は年によって異なる)選んだだけで,他が満点でも不合格になる。イメージとして、医師としての常識問題。
戦いに勝つにはまず敵を知ることから。
医師国家試験の勉強を進めてきましたが、そんな当たり前のことを私はおざなりにしていました。今回改めて医師国家試験について確認することができて良かったです。
最後に、医師国家試験を受験する同志へ。
自分が受験する回の情報を必ず信頼できる情報筋(厚生労働省など)から取得してください。
大事なことなのでもう一度書きますが、年度によって医師国家試験の形式は変更されることがあります。私が書いた情報は参考です。絶対に鵜呑みにしないでください。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
お互い頑張りましょう。
参考文献
https://informa.medilink-study.com/regularpost/11669/#5
https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/ishi/