情弱医学生の独り言

情弱医学生の頭の中。人生設計、お金、対人関係、日常などについて考えたことをつらつらと。

情報の解釈は十人十色

どーも、情弱医学生です。

2週間でやる気スイッチが切れるの何とかしたい(笑)

 

 

情報を自分用に解釈する必要がある。

 

今日読んだ自己啓発のメルマガを要約すると、「私の教材を買え!」だ。

 

メルマガには、新型コロナショックはリーマンショックと80年代バブル崩壊が同時にやってきたというようなことが書いてある。

 

確かに、今回は実体経済がダメになっている。経済本体へのダメージは深刻で、今は国の金融政策で経済が持ちこたえているように見えるだけだ。大恐慌が今後訪れることも十分考えられる。

 

そこで、筆者は希望的観測で物事を見てはいけない、事実を事実としてとらえて対処するしか方法はない。これしかご家族の生活を守る方法はない、と締める。

 

で、最後に教材を購入するためのリンクをさりげなく貼っておく。

 

何も書いていないが、私にはこれを読んで不安になった人は教材を買ってね、と聞こえる。

 

私は彼の経済分析が間違っているとは思わない。むしろかなり的を得ているし、それに対する行動指針も非常に共感できる。

 

しかし、教材購入という最後のアプローチは人それぞれであるべきだろう。

 

メルマガの要約は先に述べた通りだが、その情報の本質は「あなたは経済危機が発生した時にどう対処しますか」という問いかけだ。

 

家族の生活を守るのが目的の人を考えても、ある人はそのためにいくら必要なのか生活費の見積もりを立てることから始めるだろうし、他の人はたとえ将来は家族でギリギリの生活をすることになったとしても、今の時間とお金を家族と共有する方が大事で何もしないという選択をするかもしれない。また他の人は経済危機が発生した時に臨機応変な行動をとるために投資として教材を買うということもありえる。

 

つまり、情報にはその人に適した解釈がある。

 

その中でも、私があまりよろしくないと思う解釈がある。それは「情報を読んで漠然と不安になった。教材を買おうかな」というものだ。

 

教材のお客様レビューに、世の中の真実を知りたい人は教材の購入を薦めますとあった。教材は世の中の真実を教えてくれるかもしれないが、その真実を自分に都合よく変えてくれるわけではない。それを知ることは大きな一歩だが、それに自分がどう反応するのかが大切なのだ。

 

情報を鵜呑みにして不安になると思考停止になりがちなのが人間である。それを理解し、情報を自分用に解釈する必要がある。